2012年08月17日

図書館戦争 / 有川浩

8/15は終戦記念日ということで
戦争に関する本でも…と思い
有川浩の「図書館戦争」シリーズを読みました。

…って読んだことある人なら分かると思いますが
これ、全然戦争の話ぢゃないから!
神風特攻隊とか玉音放送とかひめゆりの塔とか全然関係ないから!
でもちゃんと実弾は飛び交います。

図書館戦争
有川 浩 (著), 徒花 スクモ (イラスト)
(角川文庫)




図書館戦争シリーズの第一冊目。現在は文庫版も出ています。
『メディア良化法』という公序良俗を乱す表現を取り締まる法律が存在する世界。そこでは行き過ぎた検閲から本を守るため、図書館が図書隊を編成しメディア良化委員会という存在と戦いを繰り広げていた。主人公は高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子、笠原郁。自分の大切なものを守りたい…不器用だが真っすぐなその気持ちが気持ちいい。そして淡い恋心。しっかり恋愛小説しているところが小っ恥ずかしいですな。


とりあえずドラゴンズクラスタの住人としては
堂上教官を「どうじょう」と読むのはちょっと…
そこは「どのうえ」でしょう!
そして職位が館長だったりするとよりGOODですな。はっ、舞台は昇竜館か!


図書館内乱
有川 浩 (著), 徒花 スクモ (イラスト)
(角川文庫)




ナンバリングが分かりにくいことで有名な(?)図書館戦争シリーズ。
2冊目はこの図書館内乱となります。
図書隊の中でも最も危険な任務を負う防衛隊員として、日々訓練に励む郁は、中澤毬江という耳の不自由な女の子と出会う。毬江は小さいころから面倒を見てもらっていた図書隊の教官・小牧に、密かな想いを寄せていた。そんな時、検閲機関である良化隊が、郁が勤務する図書館を襲撃、いわれのない罪で小牧を連行していく―かくして郁と図書隊の小牧奪還作戦が発動した!?書き下ろしも収録の本と恋のエンタテインメント第2弾。


好評だった1巻に続く続刊に、周囲の登場人物のエピソードで
物語の肉付けをしていくのは常套手段ですね。
主人公の郁と堂上だけでなく、小牧や手塚など様々なカップリングが誕生していきます。
意外にもあの熟年コンビにもカップリングが…

物語的にはメディア良化委員会以外にも、謎の敵対組織の存在が明らかにされ
ますます目が離せない展開に。
この展開ってまんまライトノベル的展開だよね。


図書館危機
有川 浩 (著), 徒花 スクモ (イラスト)
(角川文庫)




図書館戦争シリーズ全4巻のうち、3冊目にあたるのがこの「図書館危機」
最終巻の「図書館革命」に向け、怒濤の展開!?です。
思いもよらぬ形で憧れの“王子様”の正体を知ってしまった郁は完全にぎこちない態度。そんな中、ある人気俳優のインタビューが、図書隊そして世間を巻き込む大問題に発展。加えて、地方の美術展で最優秀作品となった“自由”をテーマにした絵画が検閲・没収の危機に。郁の所属する特殊部隊も警護作戦に参加することになったが!?表現の自由をめぐる攻防がますますヒートアップ、ついでも恋も…!?危機また危機のシリーズ第3弾。


郁が…、あのドジッ子萌え担当(?)だった郁が成長している…っ!?
両親との確執も一段落ついたようで、お決まりの作戦時のポカも今回は特になし。
というか親父さん、かっけーっす。

ラブコメパートのほうは最終巻に向けてさらにヒートアップしています。
ニヤリングが止まりませんww

そして今回は戦闘パートもこれまでになく迫力満点。
映像化もしっかり睨んだ内容でしたね。
(アニメのほうは未視聴なのでどうなっているのかは分かりませんが)

そして最終巻へ向けてしっかりと布石をうってきて
いったいこの後、郁たちの所属する図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)は
どうなってしまう!?という引きで次の最終巻へ続きます。


実は最終巻である「図書館革命」はまだ未読なのですが
続きが気になって仕方が無いので早く読みたいですね。
(ナンバリングを忘れないうちに、ねw)

図書館革命
有川 浩 (著), 徒花 スクモ (イラスト)
(角川文庫)




また、別冊図書館シリーズという番外編も2冊出されているので
まだまだ楽しめそうです。
こちらの別冊シリーズは本編以上にベタ甘警報が発令中ということで
萌え死に注意!です。


別冊図書館戦争I
有川 浩 (著), 徒花 スクモ (イラスト)
(角川文庫)




別冊図書館戦争II
有川 浩 (著), 徒花 スクモ (イラスト)
(角川文庫)



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2010年04月16日

テルマエ・ロマエ

マンガ大賞2010受賞作品ってことで最近話題のこのコミックを読みました。

テルマエ・ロマエ
ヤマザキマリ
BEAM COMIX (2009/11)




マンガ大賞2010を受賞するまで全く知らなかったわけですが…
読んでみると大賞の名に恥じない面白さ!納得です!
古代ローマと日本のお風呂をテーマにしたギャグマンガで
読んでいると思わずお風呂に入りたくなってきます。

あらすじ

舞台はハドリアヌス帝時代、西暦130年代の古代ローマ。浴場の設計技師のルシウスは新たな浴場の設計に悩んでいた。ある日公衆浴場で構想に浸っていたところ浴槽の一角に見つけた穴に吸い込まれ、日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。これ以降ルシウスは現代日本の風呂へのみタイムスリップできるようになり、そこで得たアイディアをローマでの浴場設計に活かしていく。

〜Wikiより引用〜



古代ローマの人にとってお風呂がいかに大切な存在か、
そして日本人がそれ以上にお風呂に対して貪欲なのかがよく分かります。
これぞお風呂先進国ニッポンポン\(●)/!!
その現代日本の優れた浴場のシステムを次々と取り入れて古代ローマの浴場に反映させ
人気浴場技師になっていく主人公ルシウス。
その人気は時のローマ皇帝ハドリアヌスにも重用されるほど。
でも…皇帝はあなたにも欲情していますから!残念!(ハドリアヌスはそっちの人)

古代ローマ人のルシウスが日本のお風呂文化に出会ったときの
リアクションがなんとも愉快なこの作品。ルシウスさん、物分りよすぎ!
それにしても表紙にこれほど堂々と男性の局部が描かれた漫画が
今だかつてあっただろうか…
ラベル: 漫画
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2010年03月26日

素晴らしき自転車の旅〜サイクルツーリングのすすめ

最近はすっかり自転車からご無沙汰となっている私ですが
ツーリングに行けないストレスを紛らわすべくこんな自転車本を読んでみました。




自転車文学研究室を主宰している筆者が
自転車旅の素晴らしさをエッセイ風に綴った本です。

この本でいうサイクルツーリングとは日本一周といったような本格的なものではなく
長くても数日程度かけてのんびり自転車で旅をするというような意味です。
文学風に綴られたツーリングの様子を読むとまるでその情景が浮かんでくるようで
自分も今すぐにどこか遠いところへサドルにまたがり漕ぎ出したくなってきます。

そんな風情たっぷりの旅の思い出とともに、サイクルツーリングに出かけるときの
旅支度の仕方や注意点などにも多くのページ数を割いており
まさに自転車旅の入門書にぴったりの一冊です。

そして筆者はこの本の中で繰り返し感謝の気持ちを述べています。
自転車の旅を無事終えた時、「無事は当たり前ではなく、有難いことなのだ」と
感謝することを忘れない著者の謙虚な姿勢。
何度も自転車旅の経験を積み、数々の危険な場面に遭遇してきた筆者だからこそ
たどり着いた境地なのでしょう。
私もそんな感謝の気持ちを忘れずに自転車を楽しんでいきたいですね。
ラベル:自転車
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2010年03月25日

133キロ怪速球

パ・リーグに続き、いよいよセ・リーグも今週末開幕!
われらがドラゴンズのシーズンがいよいよ始まります。
そんなわけで野球関連の本を連続で紹介、今回は最後の200勝投手!?
投げるラジコンレーサー、山本昌選手の「133キロ怪速球」です。

133キロ怪速球
山本 昌
ベースボール・マガジン社新書 (2009/05)




2008年にプロ野球史上24人目の200勝投手となったベテラン左腕・山本昌投手。
MAX130km/h台と元オリックス・星野投手と双璧をなす遅球投手として
ファンから「なんであれが打てんの?」という台詞とともに親しまれていますが
右打者の外角に逃げるスクリューボールとカーブ・スライダーのコンビネーション
そして時折ずばっとコーナーを突く133km/hの怪速球で打者を手玉にとり
これまでに205個の勝ち星を積み上げてきました。
さらにノーヒットノーラン1回、最多勝3度、最優秀防御率1度、沢村賞1度と
ドラゴンズ歴代投手の中でもトップクラスの成績を残しています。

そんな山本昌投手ですが入団当初から大活躍!というわけではなく
ドラフト下位指名でドラゴンズに入ったもののプロ入り数年は鳴かず飛ばずで
クビ寸前だった筆者が88年の米国への野球留学をきっかけに
球界を代表する左腕になったのは有名な話です。

180cmを超える巨体で体格にはめぐまれていたものの
股関節が外向きで、ひざが外に割れているため
ボールに球速が出ないという欠点を抱えていました。
山本昌本人も本書で「自分はいつクビになってもおかしくなかった」と書いています。
しかし、その下半身のおかげで米国留学中に会得したスクリューボールはうまく抜け
全盛期には打者から消えるとまで言われた魔球につながったということで
世の中どこにチャンスが転がっているのか分かりませんね。

また、決して才能に恵まれたわけではなかった山本昌投手がここまでやってこれたのは
野球に対して非常に真面目に取り組み、どうすればこの世界で生き残っていけるかを
冷静に認識しながら努力していった結果だと思います。
そんな山本昌投手、人間的にも素晴らしく感謝の念を忘れない人であると言えます。
これまでに出会った恩師、特にアイク生原さんやワールドウィング小山裕史さん
そして歴代の監督(星野仙一、高木守道、山田久志、落合博満)たちについても
お礼の言葉をこの本の中で述べています。
ジャーマンが自分の著書(野村監督に教わったこと)で
自分を冷遇した山田・伊原両監督についてブー垂れていたのとは対象的ですね。

さらに同僚の近藤真一、今中慎二についても
「今の自分があるのは彼らのおかげ」と書いています。
特に近藤真一については後輩ながらも同じ左腕で
いきなりノーヒットノーランデビューということもあって
彼のせいでもう自分はこのチームに居場所が無くなったな、と思ったそうです。
その後近藤は怪我に泣き野球人としては短命に終わり
結果としては山本昌が勝ったわけですが
そんな相手にまで自身の著書で感謝する山本昌のいい人っぷりに脱帽です。
本書を通して批判や愚痴、恨み言の類は一切無く
一流のスポーツ選手はやはり人間的にも素晴らしいのだな、と思わせる本です。

2010年のシーズンは怪我で出遅れてしまいどうやら開幕ローテは無理っぽいですが
早く復活してまたマウンドに戻ってきて欲しいですね。
そして日本シリーズで念願の一勝を!たのんます!


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2010年03月24日

オリの中の虎 〜愛するタイガースへ最後に吼える〜

今シーズンよりオリックスの監督に就任した岡田彰布氏の本を読みました。
またうまいことタイトルつけたもんだ。

オリの中の虎 〜愛するタイガースへ最後に吼える〜
岡田 彰布
ベースボール・マガジン社新書 (2009/11)




80年代の阪神のスター選手であり、前阪神監督でもある岡田氏。
岡田監督時代の阪神は非常に強く2005年にはリーグ優勝をし
その他の年も毎年優勝争いに絡んでくるチームでした。
その強さは前政権の星野監督のおかげ、とよく言われていましたが
監督としての岡田氏はその豪快なイメージとは逆になかなかの知将っぷりで
阪神プチ黄金時代を築いたことがこの本を読むと分かります。
(豪快なイメージ、とは言ってもHRバッター=豪快、という
単純な思い込みからくるもので、実際は現役時代の岡田選手は
私が見始めた90年代には全盛期を過ぎておりあまり知らないんですが…)

早稲田大学で活躍し鳴り物入りで阪神入りした岡田氏ですが
その早稲田大学も普通に塾通いして一般入試で入ったそうです。
野球選手といっても野球ばっかりやっているわけではないんですね。

そんな岡田氏が自身の采配のスタンスをこの本で振り返っていますが
そのスタイルは少しでも勝つ確率を上げる超堅実な采配が特徴。
こういう野球がしたい、と自らの理想のチームを作っていくのではなく
今任されたメンバーでいかにして勝つことができるかをひたすら考えるのが岡田野球です。
そういった意味では中日の落合監督に似ていると思います。

自分の理想を求め、これと見込んだ若手を育てながら使うのではなく
若手・ベテラン分け隔てなくその時点での最適なメンバーを使うのも
落合監督と似ていますね。

ファンとしては「もっと若手を使え!」と言いたくなりますが
若手が見たいのならば二軍の試合を見に行けばいい、
ファンは球場に勝つのを見に来るのだからとにかく勝つ確率を上げることが
ファンへのサービスだという信念に基づき勝てるチームを追い求めていった結果
JFKという超強力ブルペンをはじめとした勝ちパターンの確立につながりました。
ただし勝ちパターンの確立は往々にして「おもしろくない野球」と
揶揄されることも多いためつくづくプロ野球の監督とは大変な職業だなと感じます。

また、どうしても確立重視ですとレギュラーを固定しがちになりますので
若手の輩出スピードが落ちチームは高齢化へと歩みはじめます。
ファンはフレッシュな顔ぶれを見たがりますから
その点においても不満の声が上がりがちになってきます。

この「勝ち試合のパターン化」と「高齢化」はドラゴンズでも
ここ数年ず〜っと言われていることなので現在の阪神のすさみっぷりが
数年後の中日にも訪れるかと思うと今から涙がちょちょ切れる思いです。

岡田監督や落合監督は現場での指揮に長けた監督ですが
チームづくりに関しては?と思う点が多いので長期的視点に立って
チームを構築していけるGM的ポジションの人がいるといいんですが…
巨人の清武代表のような人がドラゴンズにも必要です。

そんな岡田監督ですが、チームの力を引き出す術には長けているため
今年のオリックスは躍進が期待されます。
開幕3連勝と滑り出しも上々ですし。
この本の中でも落合監督との采配の駆け引きは非常に面白かったと書かれている通り
知将同士の対決による交流戦が今から楽しみです。

阪神?まぁ敵じゃないと思いますよ。
少なくとも金本のフルイニング出場が続いている限りは…
ラベル: 野球
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2010年02月26日

弱虫ペダル

最近何かと話題の自転車競技マンガ、弱虫ペダル。

弱虫ペダル


「努力、友情、勝利」の某ジャンプの鉄則に忠実に則り
非常に熱い展開がウリの漫画です。

物語

千葉県立総北高等学校の新入生、小野田坂道はアニメやゲームや秋葉原を愛するオタクである。中学時代にオタクの友達ができなかった彼は高校でアニメ・漫画研究部に入ろうとするが、部員数減少のため活動休止中であると知り意気消沈する。一方、同じく新入生で、中学時代に自転車競技で活躍していた今泉俊輔はトレーニング中、学校の裏に有る斜度20%を超える激坂をママチャリで、しかも歌いながら登坂する小野田坂道を目撃する……。

〜Wikiより引用〜


その昔、同じチャンピオンで連載されていた「シャカリキ!」を彷彿とさせる
熱〜いストーリーは目が離せません。
私も布教活動にいそしむべく、大学時代の先輩にレンタル、レンタル。
(ちなみにシャカリキ!はその先輩からの借り物です)

かなり人気のようで昨年11月・12月に2ヶ月連続で8巻・9巻が発売になったと思ったら
来月・再来月には10巻・11巻と再び2ヶ月連続刊行と出版社も猛プッシュです。
すごいペースだ…作者の渡辺航さん大丈夫か!?

自転車乗りにも愛読者が多いこの漫画、みょ〜に車体をゆすって
坂道を上っていく人を見かけたら間違いなくこの漫画の読者と思っていいでしょう(笑
いくぜ!スパイダークライム!


弱虫ペダル
渡辺 航
秋田書店 (少年チャンピオン・コミックス)

ラベル: 漫画
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2008年10月12日

闇の子供たち

闇の子供たち
梁 石日
幻冬舎 (2004/04)




タイによく出張に行く友人から
「なんともやるせない気持ちになれるよ」と貸してもらいました。
読んでみると確かに大きな無力感だけが残りました…やるせねぇなぁ。

本書はアジアにおける人身売買や児童売買春、内臓売買などをテーマにした小説で
闇の業者が私腹を肥やすために「商品」として扱われる子供たちや
その状況を解決したいが一向に解決の糸口の方法をつかめないNGO職員たちの
苦悩と葛藤を描いています。

人身売買や児童売買春の様子をショッキングなほど
生々しく描いていて少々やりすぎな感もします。
あくまでこの本はフィクションであり
この本に書かれたことは小説上の話にすぎないのですが
東南アジアをはじめとした発展途上国で
児童買春や内臓売買が行われているのは事実です。

平和な日本にいると遠いタイで起きていることは知る機会もほとんどありませんが
それでも今起きている現実を知ることは大切なことです。
たとえ私たちに何も出来なくても…まずは知ることから始めてみましょう。


そういえば大学時代の友人が12月にタイに出張に行くって言っていたような…
今度会ったときに薦めてみよう。
ただ、行きの飛行機の中で読むのはあまりオススメしませんが。
ラベル:
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2008年08月13日

自転車で遠くへ行きたい。

自転車で遠くへ行きたい。
米津 一成 (著)
河出書房新社 (2008/06)





ロードバイクを買ったけれど、最近は仕事が忙しくて
あまり乗っていないな…という人にぜひ読んで欲しい一冊です。

この本はそれまでスポーツとは縁遠い人生を歩んできた筆者が
ロードバイクに出会い、ロングライドにはまっていくことになった様子や
長距離をロードバイクで走る魅力を一人の自転車乗りの立場から書いたものです。

「遠くへ」といってもロードバイクでのロングライドの遠くというのは
100kmやそこらではありません。
筆者にとっては100kmなんてのは日常、200kmもザラ。
1日400km走って「今日はちょっと走ったかな」というくらいだそうです。

でもロードバイクに乗ったことのある人ならわかると思いますが
100kmくらいなら行けちゃう気分にさせてくれるのがロードバイクなのです。
この本を読んでいると「あ〜分かる分かる」とすごく共感してしまいます。

この本の中にこう書いてあります。

/
「長距離の壁」には2つある。
 ひとつは、文字通り体力の壁で「もうこれ以上走れない」という体力の限界の壁。
 そしてもうひとつは「とてもそんな距離を走ることはできない」という心理的な壁だ。
 この二つの壁の間に横たわる距離は、あなたが想像しているよりも大きな隔たりがある。
 実際には、体力的な壁のずっと手前に心理的な壁があるのだ。
/

この心理的な壁を越えたときに感じる充実感がたまらないんですよね〜。
そしてこの本を読んでいると、もっと行けるんじゃないかと思えてきて
200km、300kmに挑戦したくなるのです。

…ま、実際は120〜130kmくらいまでしか走ったことないんですけどね。
徐々に距離を延ばしていけたらいいなぁ。

そして行き着く先はブルベ(400km、600km、はたまた1,200kmを走るイベント)でしょうか?
そのころにはもう立派な「距離感が壊れた人」だな…
ラベル:ロードバイク
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2008年07月04日

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく
ランス・アームストロング (著)
安次嶺 佳子 (翻訳)
講談社 (2008/6/13)




癌を克服しツール・ド・フランスを7連覇した
ランス・アームストロングが自身の闘病生活を綴った本です。

原作は2000年に癌から復活後、ツール・ド・フランスを始めて制した後に
ランス自身によって書かれたもので
今回講談社文庫から文庫化されたので読みました。

将来を期待されたサイクリストだった彼が睾丸癌を発病したのは1996年のこと。
発見したときにはすでに肺と脳にも転移しており生存確率は50%と宣告されました。
しかしそこから不屈の闘争心で癌と闘いそして打ち勝つまでの
闘病生活が綴られています。

「なぜ自分が?」というどうしようもない問いかけ。
辛い抗癌剤治療の様子。治療後の再発への不安。
そして選手生命を失うかもしれないという恐れ…
それらの様子が大変伝わってくる本です。

確かに彼は世界でもトップクラスのアスリートで
癌を克服し、さらにツール・ド・フランスを制するなんて
ドラマチックなことは彼にしか出来ないかもしれない。

でもこの本を読むと、自分が様々な苦難に向き合ったときに
ちょっぴり頑張れるような気にさせてくれる、そんな本です。

最後にランス・アームストロングの言葉を紹介します。
「癌は僕の人生に起こった最良のことだ」

彼は癌により強くなり、癌のおかげで
ツール・ド・フランスを制することができたのです。
ラベル:ロードバイク
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2008年02月25日

ドアラのひみつ

いまや人気は全国区!?なドアラが本を出しました。

ドアラのひみつ


ネタのつもりで買いましたが意外と面白いね、コレ。
どうせ流行に便乗しただけの本だろうと思っていたけど
結構満足な内容の一冊でした。

オビにある落合監督も大絶賛!という煽りは怪しいですが。
落合監督はドアラよりもガンダムに夢中。


まぁ真のドラゴンズファンなら
「読む用」「保存用」「布教用」の3冊は基本だけど
今月は色々と厳しいので残念ながら1冊しか購入していません。
ドアラ、すまん。君の夢である印税生活をさせてあげられなくて…


ドアラのひみつ
ドアラ(著)
PHP研究所 (2008/2)

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2008年02月06日

安原製作所回顧録





20世紀末にたった一人でカメラメーカーを立ち上げ
「安原一式」という自らの名前の入ったカメラを作った人の物語です。

プロジェクトX的な苦労の末やっと…的な話が中心ではなく
どちらかというと技術的に行き詰まり
やがてデジカメへと主役を明け渡していく20世紀末のフィルムカメラ産業の様子を
一人の技術者として描いている点がおもしろい。

カメラの世界にはデジカメから入った私からすると
90年代のカメラ事情を知る上でとても参考になりました。
カメラの歴史的読み物として大変分かりやすくなっています。

あと著者はカメラが好きなユーザーであると同時に
カメラを作る技術者でもあり、世の中のカメラマニアに対し
かなり苦言を呈しております。
(耳の痛い意見も多いのですが…)

ものづくりを担うメーカー側からの苦労、しがらみ、限界が
たった一人だからこそ実現できた製品の開発を通して語られています。

カメラ好き(写真好きではなく)の人にこそ是非読んでもらいたい一冊です。
ラベル:カメラ
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2008年01月20日

アオバ自転車店

アオバ自転車店
宮尾 岳
少年画報社 (2008.01)




先日に引き続き自転車漫画の紹介。
先日紹介した「シャカリキ!」はロードレースを題材にした漫画ですが
このアオバ自転車店は様々な自転車を題材にして
ちょっといい話を一話完結で描く作品です。

ロードレーサーやMTBなどのスポーツ車だけでなく
ミニベロ、リカンベントなどの変り種や
折りたたみ自転車、はたまたママチャリまで
非常に多くの種類の自転車が毎回登場します。
これを読んでいると作者の宮尾岳さんは
本当に自転車が好きなんだな〜とひしひしと伝わってきます。

「並木橋通りアオバ自転車店」としてヤングキングコミックスから全20巻が出ており
その後「アオバ自転車店」とリニューアルして新たに1巻からまた刊行中です。
(リニューアルしたのは20巻の刊行の時に
間違って最終巻と告知してしまったためだとかいう噂もありますが…)

先日出た(2008.01発売)最新巻の2巻では
プジョーNS40という自転車にまつわる人間模様を描いた
「オレンジのプジョー」という話がいい感じです。

表現がやや古い感じなところがやや気になりますが
連載誌的にも対象年齢が高いからでしょう。
登場する人物もやたらとおっさんが多いですし。
(一応主人公は小学生なんですが…)

そんなおっさんだらけの漫画ですが
題材が自転車という分かりやすいものを扱っていて
各話読みきり形式なのでとっつきやすいと思います。
マイナー誌なのであまり知られていませんがオススメ作品です。


ラベル: 漫画
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2008年01月19日

シャカリキ!

シャカリキ! (1)
曽田 正人
小学館 (2006-06)




ロードレースを題材にした漫画といえばマガジンで連載中で
アニメ化もされた「Over Drive」が(たぶん)有名だと思うのですが
これよりもずっと前に「自転車乗りのバイブル」と呼ばれる熱いロードレース漫画がありました。
それがこの「シャカリキ!」です。

capeta」や「め組の大吾」の作者として知られる曽田正人さんの出世作で
曽田作品に共通の熱い主人公が魅力です。

坂にはめっぽう強い「坂バカ」の主人公、テルがロードレースで
次々と現れる強敵と闘うというストーリーで
歯をくいしばって坂道を抜きつ抜かれつのバトルが延々と続きますが
飽きることなく一気に読めてしまうスピード感があります。
というか読み始めると止まらなくなってしまうので注意が必要。
私はこれで休日を一日潰しました(笑

特に物語後半のツール・ド・おきなわの戦いは
序盤〜中盤〜終盤で常にバトっていまして
熱い熱いストーリー展開が楽しめます。

自転車を本格的に初めて1年もたたない主人公が
実業団のトッププロや大学生と互角に戦うというのはいかにも漫画チックなのですが
この熱い物語の前には些細なことですね。

この作品がきっかけで自転車にはまった人も多いらしく
ロードレース選手の中にもこの作品の愛読者がいるらしいです。

まさに「読むと自転車に乗りたくなる」漫画。
自転車スキーの人には間違いなくオススメ!
そうでない人にもこれを読むと気絶して
気がついたら20マソくらいの自転車買ってても不思議ではないです(笑
くれぐれも気をつけてくださいね。
ラベル: 漫画
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2007年09月14日

それでも町は廻っている

それでも町は廻っている
石黒 正数
少年画報社 (2006/1/27)




メイド喫茶漫画の決定版!
といっても普通の「メイドカフェ」ではなく
小さな商店街のひなびた喫茶店の日常を書いた漫画です。

以前から「かなりおもしろいらしい」と聞いていたため
先日ブックオフで見つけて立ち読みをしていたんですが…
気がつくと1〜3巻まで全て揃えてしまっていました(笑

とにかく登場人物が個性的で、特にヒロインの歩鳥がブッ飛んでいます。
さながら「よつばと! 」のよつばや「のだめカンタービレ」ののだめのような感じです。
そんな歩鳥を中心とした日常がほのぼのとおもしろおかしく描かれています。

読んでいると思わず( ̄ー ̄)ニヤリッとか( ´,_ゝ`)プッと笑うこと必至のため
電車の中などで読むとかなり危険度が高いものと思われます。
表紙はメイドの絵だしね(笑


あ、ちなみに私はメイド喫茶なるものには行ったことありません。念のため。
喫茶店といえばやはり愛知出身の者としてはコメダですよ。
メイドがいなくってもシロノワールが売っていればいいんです。

シロノワール


あと伝票の裏のFC店の一覧の中から行ったことのあるところを探すのも外せません。
ラベル: 漫画
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2007年01月06日

白と黒なのがかわいい



コミック「よつばと!」のあずまきよひこ氏の描いた絵本。
牛やペンギンなどタイトルの通り白と黒の動物ばかり載っています。
しかも名前が「ホスルタイン」や「アデリーペンギン」というように
ちょっと本格的なのがポイント。
中には「アビシニアコロブス」なんて動物もいます。

ちょうどお正月で遊びに来ていた姪っ子(1才)にプレゼント。
動物の名前意外は文字は一切載っていなくて
動物とよつばの絵だけしか描かれていないのですがちょっと難しかったのかな?
あまり興味を示してくれません。こんなにかわいいのに…

幼稚園に入るくらいのお子さんへのプレゼントにオススメ。
もちろん大きなお友達も楽しめますヨ。
ラベル:絵本
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2006年12月05日

宇連ダム

鳳来寺山へ行ったついでに近くにある鳳来湖へ行きました。
ここは宇連ダムというダムによってできたダム湖です。

東三河の水がめと呼ばれていますが
毎年貯水率低下のため取水制限を繰り返しています。
しょぼい水がめだな!

宇連ダム


この日の鳳来湖は岩山と青空と湖面が綺麗でした。
癒されますね〜。

宇連ダムはこれぞダム!って感じの重力式コンクリートダムです。
ダムを見るものいいものですね。ダムマニアの人の気持ちが少し分かる気がします。


ダムを見ると以前読んだ小説・ホワイトアウトを思い出します。


ホワイトアウト
真保 裕一著
新潮社 (1998.9)
通常2-3日以内に発送します。



雪に覆われたダムを舞台にしたアクション・サスペンスの傑作。
映画が面白かったので原作の小説も読んでみたのですが映画以上に面白かったです。
結構長い小説なのですが、緊迫感あふれたストーリーで引き込まれ
あっという間に読めてしまいます。
映画を見て面白かったと思っていた人には特にオススメ。

雪で覆われた陸の孤島というクローズドサークルな状況はやはりいい。
ラベル:ダム 写真
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2006年08月09日

デンプシーロール

はじめの一歩の主人公・幕之内一歩が使う必殺技といえばデンプシーロール。
そのデンプシーロールとはジャック・デンプシーという人が実際に使っていたパンチです。
なんとそのデンプシーロールの映像が!!


はじめの一歩で有名なデンプシーロールの本物の映像(小太郎ぶろぐ)


おぉぉ、確かにフックが左右から連打されている!

そんなはじめの一歩、本編の方ではデンプシーロールに進化の兆しが…
まだまだひと盛り上がりしそうな予感。
というか、早く宮田とやってくれ〜

はじめの一歩 76
森川 ジョージ著
講談社 (2006.6)
通常24時間以内に発送します。
ラベル:漫画 web
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2006年07月12日

スラムダンク勝利学

スラムダンク勝利学
辻 秀一著
集英社インターナショナル (2000.10)
通常2-3日以内に発送します。




バスケットボール漫画、いやスポーツ漫画の中でも
1,2を争うすばらしい漫画(と勝手に僕が思っている)であるスラムダンク(作・井上雄彦)
しかしスラムダンクは単なるバスケットボールの漫画ではなく
“スポーツで勝つ、人生に勝つ!”のに必要な様々なメッセージが込められてる
奥の深〜い、まさに人生の哲学書といっても過言ではない漫画だったのです。

赤木の、花道の、そして安西先生の何気ない言葉や態度には
勝つために必要な考え方やすべき事が込められています。
この本はそんなスラムダンクに込められた「勝利するための考え方」や「学ぶべき考え方」を
スポーツ心理学の観点から解説をしています。

特に現在何らかのスポーツの指導をしていたり部活動の顧問をしていたりする方には
是非コミックのスラムダンクと合わせて読んでもらいたい一冊です。

そうすれば安西先生のような理想的とも言える指導者に近づけると思います。


「諦めたらそこで試合終了ですよ」
ラベル: 漫画
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2006年07月11日

改善魂を求めて

改善魂を求めて
山田 日登志著
日刊工業新聞社 (1998.2)
通常1-3週間以内に発送します。




今や世界標準語ともなった「カイゼン」という言葉。
この本は様々な企業で改善に取り組み、ムダと戦ってきた筆者の言葉を集めたものです。

改善はたった一人で出来るものではなく
現場の人たちが一体となって取り組んでいかなければ決して成し遂げられません。
その現場の人たちの心をまとめ上げ、改善の大切さを伝えるのに必要な
「生きた言葉」「人に実践の勇気を与える言葉」を集めて作られたのがこの本です。

改善の必要性を感じているけれど、なかなか前に進まない…
そんな挫折しそうなときに心に響き、やるぞーと奮い立たせてくれる一冊と言えます。
ラベル:
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2006年04月29日

チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光
海堂 尊著
宝島社 (2006.2)
通常24時間以内に発送します。



ドラマ「白い巨塔」や「救命病棟24時」などがお気に入りの僕ですが
いわゆる「医療モノ」全般に目がありません。

というわけで病院内で起こった事件を万年講師と厚生省の変人役人が追う話題作
「チーム・バチスタの栄光」を読んでみました。

ちなみに「第4回2006年このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞作らしいです。
作者の海堂尊(かいどうたける)氏はこの作品が処女作なのですが
なんと現役の医師だということです。

そんな現役バリバリの医師だからこそ書ける医療現場のリアリティさが
十二分に伝わってくる内容となっています。
専門用語が多く出てくるのですがそれがまた医療モノっぽい雰囲気を醸しだしていてグー。

使われている用語こそやや難しいものがありますが
ストーリーもどんどん先を読みたくなるようなテンポのよい展開で
主人公の軽快な語り口もあり、サクサクと読み進むことが出来ます。

物語後半に登場する真の主役(?)とも言える探偵役の白鳥の
変人っぷりがたまりません。

寝る前に読むとついつい読みすぎて寝不足になってしまうほどです。
読み始める時間帯にはくれぐれもご注意を!
ラベル:
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