さて、カシミール3Dを使ってGPSで記録した
トラックの軌跡を表示するやり方はわかったのですが
この方法ではサイトなどで公開する場合は画像ファイルとして載せるしかないため
縮尺などを自由に変更することができません。
そこで
Google Mapsです。
使ったことのある人も多いと思いますがマウスで自由自在にスクロールできたり
縮尺を非常に滑らかに変更できたりと見てるだけでも楽しいサービスです。
さらにこのGoogle Mapsは地図上にマーカーや軌跡を表示させることも可能です。
ただしそのように各自でカスタマイズするにはJavaScriptの知識が必要らしく
そんなもん全く馴染みの無い私にゃちと高すぎるハードルです。
しかしカシミール3Dからトラックログを読み込んで
自動的にGoogle Maps APIを生成することができる「
轍」というソフトを使うことで
簡単に自分の走った軌跡をGoogle Maps上に描くことができます。
auの携帯とこのソフトを使えばぜーんぶ無料で(携帯は持っているという前提ですが)
地図上に軌跡を描いて楽しめます。
以下はauの携帯と「轍」を利用して地図を作成する順序です。
・「
携帯でGPS」を利用してGPSのログをCSVファイルとして保存する。
・CSVファイルを「
カシミール3D+GPSファイルツールプラグイン」を利用して読み込む。
・読み込んだGPSデータをトラックファイルとして書き出す。
・「
轍」でトラックファイルを読み込む。
・Google Mapsデータ(htmlファイル)を作成する。
・作成したhtmlファイルをサーバーにアップする。
という手順で簡単に公開することができます。
先日奥浜名湖国民宿舎に行ったときの軌跡はこんな感じ。

本当はインラインフレームを使ってblog内に埋め込もうとしたんですが…
表示がうまいこといかなかったので断念。
もうすこし試行錯誤ですな。
この方法を行う上でいくつかの問題点や注意点など…
・Google Maps APIを利用する際に、APIキーを取得する必要があります。
取得方法は
こちらなどを参考にしてください。
・htmlファイルをアップするサーバーが必要。
blogだけだとちょっと困ります。FTPソフトとかも必要です。
・
携帯でGPSでログ取りをする際は通信量が膨大なためパケット代がえらいことになります。
よってパケ代定額プランは必須です。
・通信をしまくるため、携帯のバッテリーの消耗もかなり激しいです。
フル充電から数時間で力尽きます。
中でもバッテリーは移動距離が長くなると途中で計測断念!という事態になります。
そこで予備電源を用意したいところです。
auに使える携帯の充電器をビックカメラで探してみると結構ありました。
中でもこの携帯充電器はなかなかよさそう。
Panasonic USBモバイル電源 ポケパワー BQ-600K/AUSBポート経由なので汎用性もありそうですし。

電池をもたせるだけなら
コンビニとかで売ってる乾電池を使うやつで十分なんだけどね。
2011/08修正
・Google Mapsデータをアップロードしていたサーバーの契約期間が終了したため
リンクを削除しました。
・当時のログはルートラボにアップロードしておきます。