まだ新婚旅行の日記が終わってないうちに年が明けてしまいましたが
まぁ気長にぽちぽち書いていこうと思いますのでゆっくり待っていてね!
というわけでナポリ観光の後は火山灰で埋まった街、ポンペイの遺跡へ行ってきました。
紀元79年8月24日にベスビオ火山が噴火し
火山灰が降り注いで一夜にして街ごと埋まってしまったそうです。
遺跡の向こうに見えるのが噴火したベスビオ火山。
まだ完全に活動を停止したわけではなく、その後も頻繁に噴火を繰り返しているそうです。
最近では1944年に噴火したそうでそろそろ次の噴火が来るかも…?
この壁のラインのところまで灰に埋まっていたそうです。
降り注いだ灰の量がものすごいことがよく分かりますね…
高温の火山灰に一瞬で埋もれてしまったため
その当時の街がそのまま保存されました。
建物が石でできたので燃え尽きずに残っていたのですね。
日本みたく木造だったら焼け野原でした。
これは逃げ遅れた人の石膏像です。
灰で埋もれて死んだ人は、遺体部分が腐って空洞ができ
そこに考古学者が発掘時に石膏を流し込んでこのような像を再現しました。
一瞬で埋もれて死んでしまった人の苦しむ様子がわかるようです。アーメン。
ポンペイの遺跡は古代ローマの文明を私たちに伝えてくれる重要な資料でもあります。
これは水くみ場ですね。
石造りでとても2000年近く前のものとは思えない造りです。
こちらは水道管。
古代ローマではすでに水道が作られていました。
ただしこの水道管、鉛で作られていたそうで鉛中毒に悩まされていたそうです。
こちらはパン屋です。
粉を挽く石臼とパンを焼くかまどの形がはっきりと残っています。
しかもこのかまどの中からこげたパンまで発見されたそうです。
こちらは床に描かれたモザイク画。
お金持ちの家の玄関にはこういったモザイク画が描かれているそうです。
こちらの玄関先には文字が。
すでにアルファベットは使われていたんですね。
ここは大浴場の更衣室です。
古代ローマの人たちは大変お風呂好きだったらしく
大変立派な大浴場が作ってあります。
これは娼婦館の壁に描かれた壁画。
ポンペイには非常にたくさんの娼婦館があり快楽の都市と呼ばれています。
こちらはお墓。
この中に骨壺を入れて死者を弔ったそうです。
ポンペイ郊外にあった豪邸にある壁画。
赤が非常に鮮やかなのが特徴のフレスコ画です。
ポンペイは建造物や街区などを当時のままの形で保存された唯一の街であり
歴史的な価値は計り知れないものがあります。
火山のおかげで古代ローマの街の様子を知ることができたのは皮肉なものです。
ポンペイの遺跡を見たあとはローマへとんぼ返り。
帰り道のバスでは3連休の休暇を終えた帰省ラッシュに巻き込まれてもうヘトヘト…
でもローマの夜はまだまだ終わりません。つづく。
あ、今年もよろしくお願いします。