連休も残すところあと2日となったこの日は
島田のお茶の郷へ行きました。
が、みんな考えることは同じなのか
お茶の郷博物館は駐車場に入るのにも大渋滞!
ということでお茶の郷は回避。
お茶の郷博物館からすぐ近くにある諏訪原城跡へと目的地を変更。
こちらの散策をすることにしました。
ここ諏訪原城跡は武田信玄が遠州支配の足がかりのため
作らせたというお城らしいです。
今ではお城の建物自体は残っておらず、城跡は一部茶畑へと姿を変えています。
まさに夏草や兵どもが夢の跡といった感じです。いや、夏じゃないけど。
新緑の林の中をざくざくと歩いていくと
おそらく建物跡だったと思われる広場に出たりして
この季節に散策するにはもってこいの場所です。
数mはあろうかという深い堀の跡が何重にも作られており
当時のお城の様子が偲ばれます。
城跡の周りは一部断崖絶壁になっている部分などもありまさしく天然の要塞です。
さて、この時期は新茶の時期でこの辺りは
お茶工場からかぐわしいお茶の香りが漂ってきます。
これは諏訪原城跡のすぐ前にあった諏訪原園茶舗さんです。
覗いてみると中も見学OKだということで
工場の中に入って製茶の様子を見学させてもらいました。
お茶の直売も行っており、新茶を2袋ほど購入。
ぬるめのお湯で入れるといいと教えてもらいました。
その後少しお茶の郷方面へと歩くと旧東海道石畳があります。
ここは2年ほど前にも訪れたことがあるのですが
新緑のこの季節に散歩すると心が洗われるように気持ちがよいです。
2007/04/30 旧東海道の石畳
石畳の道を下りていくとR473にぶつかります。
今回は下り坂になるように歩いたのですが
ごつごつして歩きにくいのでけっこう疲れちゃいますね。
昔の人はず〜っとこんな道を歩いていたのですかね!?
石畳上り口のすぐ近くには石畳茶屋という食事処があります。
お土産なんかも売っているので少し覗いていきましたが特に何も買わずに退散。
ここからR473を牧之原市の方面へと歩いていきます。
さすが現代の国道、舗装道路のありがたみがよく分かります。
R473の坂道を上りきると牧之原公園が島田・金谷の市街を見下ろす場所にあります。
ここには中国から茶を持ち帰り広めた栄西禅師像が
茶畑を見下ろすように建てられております。
そして当初の目的地であったお茶の郷博物館に到着。
お金のかかる博物館には入らず、無料の庭園などを回るだけです。
この庭園はかの有名な小堀遠州ゆかりの庭園らしいです。
お茶の郷の売店で新茶を購入。
次の週に迫っていた母の日のプレゼントです♪
ここお茶の郷ではお茶を買うと希望者に専用の封筒を配布しており
その封筒に入れると送料無料で配送してくれます。
その名も新茶郵便、今回はこれを利用しました。
宛先とメッセージを書いて、このポスト(?)に入れると郵送しておいてくれるようです。
数日後には到着してくれます。
母の日に新茶、丁度シーズンですし来年からもいいかも…
茶どころならではの贈り物としてオススメです。
お茶の郷から諏訪原城跡の駐車場に向けてまたまたてくてくと歩きます。
途中、お茶の名産地に似つかわしくない自家焙煎珈琲がウリの素敵な喫茶店を発見。
店内は薄暗く落ち着いた感じでいかにもな感じでした。
店の主人はいかにもマスターといった感じ。
本格的な珈琲が楽しめそうです。
頂いたのは珈琲…ではなくアフォガードですが。
バニラビーンズのきいたアイスクリームに苦いエスプレッソをかけていただきます。
甘いバニラアイスと苦いエスプレッソの組み合わせがとてもおいしいです。
この喫茶店、嫁がたいそう気に入ったようです。
また訪れたいですな。
旧東海道石畳周辺を半日ほどかけてのんびり歩いたこの日、
お茶畑の新緑とおいしい珈琲を満喫できた一日でした。
ちなみに今回の行程はこんな感じ。
旧東海道石畳ハイキング(Google Maps)
ラベル:静岡