静波海岸まで出た後は廃線跡が国道150号のすぐ隣を併走して走っており
現在そこはサイクリングロードとなっています。
その廃線跡を走っていると駿遠線の名残がちらほら。
ここは旧大田浜駅の跡。
現在は太田浜のバス停となっていますがなんとなく当時駅だった様子が分かります。
ちょっと自転車を降りて浜辺へと足を運んでみました。
昔の人も電車の車窓から海を見ていたんでしょうね〜
現在海岸には立派な堤防が造られていますが
ところどころに謎の石垣作りの場所があります。
これはなんだろう…?
サイクリングロードを南下していると立派な水門のある萩間川河口に出ます。
ここから駿遠線は海岸線を離れ内陸のほうへと入っていきます。
車のやってくる道がどうやら廃線跡のようです。
窓際にねこのぬいぐるみが置いてあるなぁ〜と見ていたら本物だった!
この辺りは江戸中期に相良城主だった田沼意次により整備された道
その名も「田沼街道」の跡でもあるようです。
さらに廃線跡を進むと萩間川とぶつかります。
この3本足の橋脚は昔の駿遠線の名残のパーツとして有名です。
なんでも低コストで高強度の橋を作るために静鉄が開発したものだとか。
(えーかん☆静岡さんより)
橋を渡ると相良中学校とぶつかり廃線跡はどこにいったのかよくわからなくなります。
辺りをうろうろしていると史跡の看板が。
田沼意次により整備された船着場の跡のようです。
この石垣が仙台河岸の跡のようです。
すごく辺りに馴染んでいて歴史的に有名なものには全く見えません…
すぐ隣工場になっているし。
市役所相良庁舎の隣にある相良町資料館です。
相良城本丸跡に建てられており田沼意次関連の資料が収蔵されていますが今回はパス。
色々寄り道しつつも旧新相良駅跡(分かりにくいな…)であった静鉄バス相良営業所に到着。
相良営業所から少し南西にある小堤山公園のほうへ向かうと再び廃線跡を発見できます。
この奥には駿遠線唯一のトンネルだったという小堤山トンネルがあります。
トンネルの入口と出口には駿遠線の説明書のプレートがあります。
写真入りで当時の様子がよく分かりますね。
この小堤山トンネル、レンガ造りでとても美しいトンネルです。
駿遠線跡の中でも1,2を争うオススメポイントですね。
このあと、駿遠線跡は再びサイクリングロードとして南へと向かっています。
この辺りは看板が多く立てられていて廃線跡と分かりやすくなっています。
ここは木々須駅?いいえ、須々木駅です。
山のほうを見ると風力発電の風車がぶんぶん回っています。
この日はいい風が吹いていました。
そして落居駅へ到着。
この看板の表記は左から右なのか…
落居駅を過ぎて少し走るとこのあたりでは有名な結婚式場であるらしい
うおとものチャペルとガーデンがあります。
この日は式を挙げている人はいませんでしたが、サイクリングロードから丸見えだな…
そしてついに地頭方駅に到着〜
駿遠線の中でも旧藤相線と呼ばれる区間の終点だったところです。
隣には全路線図の看板も建てられています。
あと半分くらいかな〜、というところで次へつづく。