2024年10月26日

2024BRM1005近畿600km守山 潮岬 (その1)

10/5(土)に開催されたオダックス近畿さん主催の
BRM1005近畿600km守山 潮岬に参加して、完走できましたのでそのレポートです。

2024年から挑戦し始めたブルベですが
いよいよ600kmに挑むこととなりました。
金沢400は中止だったのでまだ400kmすら走ったことすらなく
600kmともなると自分の中で完全に未知の世界です。

今回のルートは下記のようになっています。

20241005_01.gif


滋賀県の琵琶湖近くを出発し、三重県側を経由して
紀伊半島の先端・潮岬まで行って
ほぼ同じコースを折り返してくるというルート。

熊野から潮岬の海岸線沿いはほぼ平坦で全体的に山も少な目ということもあり
600km走っても獲得標高が5,000m台ということで
初めての600kmにはちょうどいい感じかと思いこのブルベを選びました。





事前の天気予報では、天候が相変わらずやきもきするような感じ。
とは言え晴れ予報でも全く油断できないということは
この1年のブルベ経験で思い知らされましたので
準備を進めるのみです。


当日は朝3時頃に家を出発しスタート地点の滋賀県守山市へ移動しました。
オダックス近畿さん主催のブルベは、今回のように滋賀スタートのものも結構あるので
その場合はAJ静岡さんのブルベよりも移動時間が短くて済むので助かります。
とは言えやっぱり移動時間が長いのはめんどくさい…
来年はやっぱりAR中部さんやRC名古屋さんを中心に参加したいですね。




6:00スタートなので、5:30頃に受付地点の守山駅前に到着。
真っ暗な中に、赤い尾灯がホタルのようにふわふわうごめいていて
知らない人から見ると異様な光景に映ったことでしょう。

時間になると順番に呼ばれて、ブルベカードを渡されて順次スタートです。
600kmともなると、PCとフォトチェックを合わせて8ヵ所
(ゴール受付も合わせると9ヵ所)もあります。多い。




スタート時は写真撮ったりXにポストしたりしているとたいてい最後尾になります。
しばらくは信号に引っかかったりでなかなかペース上がらず。

20241005_02.jpg


R422に合流する前後あたりからは信号も少なくなり走りやすくなりいいペースで進みます。

20241005_03.jpg


途中、新名神の延伸ルートの工事区間を通り過ぎました。




こうした巨大人口建造物は、えも言えぬ良さがありますね。


R422を走っていて出てきた看板。
二大忍者派閥の伊賀・甲賀の里へ続いています。

20241005_04.jpg


さくさく進んで、7:23に28.5km地点にある
最初のフォトコントロールの芭蕉ゆかりの郷に到着です。
計画では7:27着(グロス22km/h)としていたのでほぼオンタイム。




ここでは標柱とバイクを一緒に撮影します。


ここからしばらくは信楽町ということで沿道には人よりも
タヌキの置物のほうがはるかに多いというタヌキゾーンを走ります。

20241005_05.jpg


信楽町を抜けるといよいよ三重県です。

20241005_15.jpg


三重県に入り、伊賀市から津市へ行く間には長野峠という峠がありますが
伊賀側からはそんなに登らないので難なくクリアして
最初のPC、93.9km地点にあるセブンイレブン津市久居西鷹跡町店へ到着。




計画では10:46に到着して少し長めの休憩の予定でしたが
10:00頃に到着できたので、休憩は短めにして先を目指します。


10月だというのに、道沿いには彼岸花が咲いているところがちらほらあります。
今年は開花が遅れていてまだこの時期でも見ごろなんですね。




津市から松阪市を抜けて走ります。
走っているとちらほら本居宣長関係の史跡などの看板を目にして
あぁ松阪まで来たんだなぁと実感します。


勢和多気ICのあたりで、これから長いこと走ることになるR42に合流。
なぜか道端にはシカがたむろしていました。




怖い…。道の向こう側で助かった。


この後、大台町にあるコンビニで昼食。




駐車場でおにぎりをパクついていると、
同じコンビニで自転車に乗った外国人の二人組も休憩をしていました。
聞いてみると、どうやらこの後尾鷲まで行くということのようです。
他のブルベ参加者も何人か見かけたようでレースでもしているのかって聞かれましたが
タイムを競っている訳ではないんだけども…とにかく長距離を走る競技なんですと
答えましたが、ブルベの説明って結構難しいですね。


大台から尾鷲まで行く途中には、大内山牛乳で有名な
大紀町大内山地域があります。

20241005_06.jpg


う〜ん、なんだか牛乳が飲みたくなってきた。。。


さらにしばらく進むと、目の前に突然の太平洋が!
海を見ながら紀伊長島まで束の間のダウンヒルを楽しみます。




紀伊長島からは、ブルベカードにも注意書きがあったのですが
R42号沿いある歩道トンネルを通る箇所がいくつかあるので注意が必要です。

20241005_07.jpg


中も照明がちゃんと整備されていて走りやすいです。

20241005_08.jpg


紀伊長島のあたりは海沿いをサイクリングという感じで大変気持ちがよい。
ただし、一週間前の梅ヶ島300のダメージが残っていたのか
お尻の痛みがかなりひどいことになっていました。

20241005_09.jpg


海沿いを走っていたかと思ったら気が付いたら山の中を走っている…
この辺りは本当に海と山が近いです。
それもそのはず、この辺りはかつては海山町という町だったのです。

20241005_10.jpg


海山を抜けると、いよいよ尾鷲です。
尾鷲市街に入ってすぐのところにあるファミリーマートで休憩。




まだまだこの後のPC2まで100kmほどあり、途方も無く長く感じます。
大内山牛乳とバナナで補給で栄養補給をしたり
ストレッチなどをしたりしてちょっと長めに休憩。


尾鷲市街を抜けた後は、尾鷲と熊野の間にまたがる峠を越える山岳区間が待っていました。
矢ノ川峠と書いてなぜか"やのこ"峠と読むようです。

20241005_11.jpg


7〜8%くらいのそこそこキツい勾配の坂道をやっとの思いで登って
標高にして300〜400mくらいの完全に山の中だというのに
なぜか海水浴場への案内看板が。違和感しかない。

20241005_12.jpg


峠を越えて熊野へと入ってすぐある鬼ヶ城トンネルは自転車走行禁止なので
またまた歩道用トンネルを通る必要がありますが
このトンネルが尾鷲方面から向かった場合は道の反対側に位置するため
R42を渡った先にある側道に入らないといけないのですが
信号等が無いので道を渡るのが大変でした。

20241005_13.jpg


歩道トンネルを抜け、熊野市駅前の通りを通った後
獅子巌のある交差点で再び海沿いの道に合流。
曇天の上もう17時を過ぎていますので、若干がっかり海岸線ですが。

20241005_14.jpg


間もなく和歌山県というところで、メガネを変えるついでに
コンビニで小休止。




そしてついに走行距離250kmちょっとで
三重県を抜けて和歌山県までたどり着きました。




以前自動車で和歌山まで来た時には、めっちゃ遠かった印象がありますが
自転車でここまで来てしまうとは…
ブルベ恐るべし。


和歌山編はその2に続く。
posted by つっくん at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月14日

2024BRM928梅ヶ島300km (その2)

AJ静岡さん主催の梅ヶ島300kmのレポートの続きです。

PC2の梅ヶ島新田温泉黄金の湯に到着した時点で
仮想クローズまで1時間20分ほど余裕があったため
スタッフさんの用意してくれたバナナなどを食べつつ
しっかり休んでリスタート。

ここからしばらくは安倍川沿いの下り基調の道を快調に走ります。
快調に走りすぎて曲がる場所を間違えるほどに。




竜西橋という橋を渡って対岸に行かないといけなかったのに
次の曙橋まで行ってしまいました。
慌てて引き返して、ルートに復帰です。

次のPC3までは、100kmもあるため途中で休憩を入れます。
オクシズから市街地の方に戻ってきて途中のコンビニで遅めの昼食。





静岡から焼津までは、元々のルートではいちご200や富士五湖300でも通った
大崩海岸を通るルートが予定されていましたが
現在崩落により通行止めになっているため別ルートが設定されました。

東海道の宿場町であった丸子宿や岡部宿の方を通るルートで
コース脇には歴史を感じる建物があったりします。

20240928_10.jpg


焼津あたりまで戻ってくると、路面が少し濡れていて
少し前まで雨が降っていたような感じでした。
ここまで雨に降られることなく来れていますが、タイミング的にも
雨をギリギリで回避して走ってこれたようで、ラッキーでした。

焼津から御前崎までは、1月のいちご200で走った道をほぼ逆走する形で
信号にひっかかりながらもひたすら平坦な道を南方面へ。

18:00頃にPC3であるなぶら市場前のセブンイレブンに到着。




静岡で昼食を摂ってから3時間ほどしか経っていませんが
カップ麺など比較的がっつり補給し、休憩も長めに取って身体を休めます。

すっかり暗くなってしまいましたがこの後は西へ。
御前埼灯台が白く輝くように浮かびあがって見え、神秘的です。




R150をひたすら西へ走りますが、単調過ぎて飽きる…
風向きが向かい風でない点はラッキーでしたが。

しばらく走って浅羽にあるPC4のセブンイレブンに到着。




ここではドリンクだけ買って小休止してたら
なんとゆーま。さんが応援に駆けつけてきてくれました。

しばし次の週にある600kmブルベなどについてお話しして
いよいよFinishに向けての残り約40km弱へ再スタート。

エコパから掛川市街を抜け、以前住んでいた菊川市に差し掛かりました。
懐かしさを噛みしめながら、駅前でパシャリ。




この後、菊川から牧之原台地を登ります。
この登りが最後の登り坂になるのですが
へとへとの身体には六本松ICまでの登りが辛〜い。
登り切った後も、R473号沿いをゆるゆると低出力でしか走れません。
そうしてゆっくりゆっくり走っていると
牧之原公園付近から島田市街の夜景が見えてきました。




ちなみにこの場所、柵とかなくて真っ暗の中夜景を撮っていると
落っこちそうになるので注意です。

あとは金谷駅への下り坂を下って、大井川を渡るのみ。
島田川越広場に戻ってきて、22時36分にゴール受付です。




300km自体は既に完走していますし
400kmはこの前の週の金沢400が中止で今年の完走は諦めているので
SR取得にはあまり意味はないのですが
今年は挑戦初年度なので経験を積む意味でも走っておいてよかったです。
心配された雨も結局最後まで降られることが無く、いいブルベになりました。

主催してくれたAJ静岡さん、ありがとうございました!


お次はいよいよ600kmブルベ。自分史上最長距離に挑みます。
posted by つっくん at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月13日

2024BRM928梅ヶ島300km (その1)

9/28(土)に開催されたAJ静岡さん主催の梅ヶ島300kmに参加し
とりあえず無事完走しましたのでその様子をまとめます。

この次の週に初の600kmブルベに参加する予定で
梅ヶ島300が終わった後はその準備に費やしていたので
少し遅れましたが改めてここで梅ヶ島300について振り返りです。


集合はいつもの大井川河川敷にある島田川越広場。




6時スタートなので5時過ぎ位に到着。
6月の富士五湖300のときは、明るくなったものだ、とつぶやいた記憶がありますが
今度は逆に暗くなったものだ、と季節の移り変わりを感じるなど。

天気予報が前日くらいまでは雨予報だったため
嫌々ながらも雨でも走る!って覚悟を決めていましたが
ギリ降らないくらいまで持ち直してくれたようでもしかしたら降られないカモ…
と期待できるくらいになっていました。


スタートしてしばらくは大井川沿いを北上します。
以前静岡に住んでいた時に何度か来たことがあった大井川沿いなので
走っていると実に懐かしい感じ。




写真はSLの見える丘公園から。
そう、大井川と言えば大井川鐵道のSLが有名ですね。
とは言えこの日はまだ早朝なので巡り合うことはありませんでした。。。


続いて、走っていると頭上に現れる吊り橋が。
大井川に多数かかる吊り橋の一つ、塩郷の吊り橋です。

20240928_04.jpg


ゆるキャン△の吊り橋巡りの話でも登場していましたね。

20240928_03.jpg


川根路の景色を楽しみながら快調に進み、
36.7km地点のPC1 ミニストップ中川根店に到着です。




グロス20km/hで見積もっていましたが
結果的にグロス24.5km/hで来ることができました。
次のPC2までの区間が登りも多く貯金に余裕が無くなることが予想されるので
この段階で余裕をもって臨めるのは気持ち的にも楽になります。

また、しばらく補給も無いのでおにぎりを多めに購入し
背中のポケットに忍ばせて再スタートです。


PC1を出てしばらく進むと、大井川鐡道を走るSLの終点駅、千頭駅に到着です。





千頭駅では機関車トーマスたちが停車していました。

さらに大井川沿いを上流に向かって走ると
徐々に斜度もきつくなってきました。
景色もすっかり山奥のそれです。

20240928_05.jpg


しばらくすると、巨大な堤体が美しい長島ダムに到着。




重力式コンクリートダム形式の巨大なダムです。
この次にある井川ダムもそうですが、堤体上の道が今回ルートになっていて
コース設計者も粋なことをしてくれますね。

また、この長島ダムではダムカードも配布しているので
せっかく来たのでゲットしていこうと思いましたが
配布している施設の開館時間が9:30〜となっていたため
残念ながら入手は諦めました。


長島ダムまでは、以前静岡にいたときに自転車で来たことがあったのですが
ここよりも上流には、自転車では未踏の地。
当時来たときはダムでヘトヘトになって、これ以上はムリ…ってなっていたのが
この先の井川ダムまで行ってもまだまだ序盤ですから、
感慨深いものがありますね。。。

長島ダムを発ってしばらくすると、井川線沿いのド定番スポット
奥大井湖上駅があります。




曇り空ではあるものの、雨模様を覚悟していた状況では
この景色を雨に降られずに撮影できただけで、正直もう満足です。


そんなこんなでさらに上流の井川ダム到着。




井川ダムの後は、堤体上の道を抜け更に静岡市方面へ山を越えて行くのですが
ダムのすぐそばにある、井川展示館へダムカードを頂きに寄り道です。





こちらは9:00から開館しているので、無事入館してカードをもらうことができました。
ゆるキャン△アニメシーズン3で舞台となっていたこともあってか
川根本町とコラボしたパネルも展示してありました。




また、井川展示館の展望室からは井川ダムの堤体やダム湖が一望できるので
井川ダムを訪れた際には展示館にも立ち寄るといいと思います。無料ですし。


井川ダムを過ぎた後は、今回のブルベコースにおける最高地点の
富士見峠に向けての登坂が待っています。

標高約1,180m地点に向けて、約11kmで獲得標高500mというプロファイルの登坂です。
斜度にすると4〜5%程度で、ほぼず〜っと同じくらいの斜度で登るため
それほど激坂という感じではありません。

この辺りになると、井川展示館で寄り道していたこともあり
周りには誰もいなくなっています。
たった一人でだらだらと登ること約1時間。
やっとのことで富士見峠の看板が見えてきました。




富士見峠ということで、富士山が見えるからその名が付いたと思われますが
この日は曇っていたということもあり、富士山の姿は見えません。

20240928_06.jpg


それにしても、この富士見峠という名前の峠、全国にたくさんありそうですね…
6月の富士五湖300のときも別の富士見峠を通りましたし。


富士見峠をパスした後は、20km超のダウンヒルです。
ブリーフィングで路面状態が悪いところがあるので注意、という話があった通り
1か所道の真ん中にでかい窪みがあって、
そのまま突っ込んでたら危ないところでした…

また、下っている途中轟音が聞こえたと思ったらヘリが飛んでいました。
山ということもあり、「連邦は晴れているか」を連想させますね。

20240928_07.jpg


長い下りの末、安倍川までたどり着きました。
この丁字路を左へ曲がり、オクシズ方面へ。

20240928_08.jpg


ここからPC2の梅ヶ島新田温泉黄金の湯までは25kmほど。
後半になるにつれ斜度がきつくなるタイプのコースで
ブリーフィングでは富士見峠よりもこちらの方がキツいとアナウンスされていました。

PC1を出てからここまでずっとコンビニも無かったので
途中にあった真富士の里というお店の前にあった自販機コーナーで小休止。
ブルベ参加者の中には、こちらで昼食を摂っている人もちらほら。




真富士の里を過ぎてだんだんきつくなる斜度に
ヘロヘロになりながら進みます。

この先はPCで折り返しとなるコースのため
登っていると先行している参加者とちょくちょくすれ違います。
皆さん速いなぁ。

ブリーフィングで言われてなかったら、心折れてたかも…と思いながらも
なんとか13時頃にPC2の梅ヶ島新田温泉黄金の湯に到着。




仮想クローズの14:24までに1時間以上余裕があるし
残りまだ170km以上あるものの、ここから先はもう大きな登りも無いことから
よほどのトラブルが無い限り完走できそうな感じ。
勝ったなガハハ。


ということで、その2へ続く。
posted by つっくん at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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