2009年07月24日

DTCP-IPによるホームネットワークがやっと立ち上がる…か!?

このところ、DTCP-IP関連のニュースがいくつかあり
やっとDTCP-IPによるホームネットワークが立ち上がるのかな?と
思わせるような状況になってきました。

というわけで、いくつかそれに関する話題など。

バッファロー、やっとこさLS-XHLシリーズ用DTCP-IP対応ファームウェア公開

2008年の12月に発売したバッファローのNAS、LS-XHLシリーズは
発売当初からファームアップによるDTCP-IP対応をうたっており
東芝のREGZAユーザーの中では大注目だったわけですが
その肝心のファームアップが待てど暮らせどアナウンスされないまま
2009年も早や半ばを過ぎてしまいました。

私も当初は購入を検討していたのですが
正式にファームアップされてからにしようと思っていたので
いつの間にか「LS-XHLシリーズ?あったねぇ、そんなのも」的な存在に。

ファームアップが早々にされると期待して購入した人にとっては
「DTCP-IP対応するする詐欺」か!?的な気分だったでしょうね。

で、やっとこさ先日バッファローから対応ファームが公開されました。



ネットワークハードディスク〈リンクステーション〉LS-XHLシリーズ用DTCP-IP対応ファームウェアダウンロード開始

 株式会社バッファローは、ネットワークハードディスク〈リンクステーション〉LS-XHLシリーズ用ファームウェアにIPネットワーク対応著作権保護技術 DTCP-IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)を実装、無償でバージョンアップいたします。

 DTCP-IP対応によって、ネットワークハードディスクLS-XHLシリーズ内にダビング(ムーブ)された、著作権保護のかかったデジタルコンテンツ(録画した地デジ番組など)を、同じくDTCP-IPに対応した複数のデジタル家電で再生することができます。

 例えば、東芝製ハイビジョン液晶テレビ〈レグザ〉で内蔵HDDや外付けHDDに録画した番組をLS-XHLシリーズにダビング(ムーブ)して、ネットワー クにつながっているその他のDTCP-IP対応〈レグザ〉や、バッファローの〈リンクシアター〉を接続したテレビで再生できます。録画した〈レグザ〉だけで しか楽しめなかった番組が、LANを介して、寝室や書斎、家中どの部屋からも楽しめます。




遅いよ!このグズ!ノロマ!バカチワワ…はかわいいからよしとして
正直遅きに失した感じをぬぐえませんね。

発売当初は、DTCP-IP対応のNASは他には4ドライブ構成でめっちゃ高価だった
I-O DATAのHVL4-G2.0くらいだったので大注目だったわけですが
春ごろにはDTCP-IP対応のシングルドライブNAS、HVL1-G1.0TをI-O DATAが発売。

そちらはネイティブでDTCP-IP対応していたようでREGZAユーザーの注目は
一気にそちらへと向いてしまいましたとさ。

さらに今ではHVL1-G1.0Tなら「DiXiM Digital TV for I-O DATA」が
ダウンロードにて提供されるため今選ぶとしたらI-O DATAですね。

ただしI-O DATAはラインナップが500GBのHVL1-G500と1TBのHVL1-G1.0Tだけなのに対し
バッファローは500GB〜2TBまでそろえているので
1.5TB以上欲しい人はLS-XHLシリーズという手もありかも。
値段はバッファローのほうが少し安めです。










パソコン向けDTCP-IP対応再生ソフト「DiXiM Digital TV」がついに登場

上記のDTCP-IP対応NASの導入に今ひとつ踏み切れなかった原因の一つに
再生できるクライアントにもDTCP-IP対応のネットワークプレーヤー等の
専用のハードウェアが必要になってくることが挙げられます。

DTCP-IP対応のネットワークプレーヤーとしては東芝のVARDIA RD-X8/S503/S303や
BUFFALOのLinkTheater、I-O DATAのAVeL Link Playerなどがありますが
いずれも据え置き型でテレビにつないで見る必要があります。

現状我が家は2LDKのためリビングで録り溜めた番組を
他の部屋で見たいという状況があまりなく
見るならリビングのREGZAで見ればいいやってなってしまいます。

これが戸建で部屋がたくさんあって…とかなら状況もまた違ってくると思いますが。


がこの度、パソコン向けDTCP-IP対応再生ソフト「DiXiM Digital TV」が登場したことで
録り溜めた番組をこれまで以上に様々なシーンで楽しむことができるようになりそうです。




デジオン、DTCP-IP対応ネットワークメディアプレイヤーソフト「DiXiM Digital TV」を開発、発売へ

株式会社デジオン(本社:福岡市、代表取締役社長:田浦寿敏)は、著作権保護技術として普及が進むDTCP-IPに対応したネットワークメディアプレイヤーのパソコン向け製品である「DiXiM® Digital TV」の開発を完了し、2009年7月15日から販売各社を通じて発売します。単体販売されるパソコン向けDTCP-IP対応プレイヤーソフトの発売は世界初(2009年7月10日現在、デジオン調べ)となります。




これをノートPCに導入して家中どこでも録画した番組を見れるぜ!とか
デスクトップPCに導入して小窓で見ながらネットができるぜ!とか色々夢が広がりんぐ。

ただしハードウェア的なハードルが結構高いです。

CPU:Core 2 Duo以上推奨
GPU:Intel G965 Expressチップセット以降
  ATI Radeon HD 2600以上
  NVIDIA Geforce 8400 GS以上
  COPP対応必要
モニター:HDCP対応必要

う〜ん、デスクトップPCはGPUとHDCP対応モニターがダメだ…
ノートは微妙…COPP対応かどうかを
デジオンのwebにある著作権保護確認ツールで確認してみる必要がありそうです。

このソフトが使えるのならDTCP-IP対応NASとセットで導入してみようかな〜?
posted by つっくん at 00:00| Comment(2) | TrackBack(1) | デジタルガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2chの「DLNA対応機器について語るスレ」を読んだ限りでは、DiXiMを
まともに動かすのも大変みたいですね〜。ちなみに、うちにもDiXiMを
動かせる環境はありませんorz

DTCP-IP対応のNAS&ネットワークメディアプレーヤ、嫁が寝込んでる
間は非常に欲しかったです。REGZAやRD-XD91を置いてあるリビング
まで起きて来れず、嫁が予約録画した番組がいつまでも消せずHDDに
溜りに溜ったため、空き容量が危機的な状況になりましたので(汗)

1TB+400GBの容量をもってしてもこういう時は足りなくなりますし、
どうせなら長期保存用としてHDDの冗長性も欲しくなるので、NASは
RAID5に対応した機種の方が良いかなと思ってます。

ただ、HVL4-G2.0は実質容量が1.5TBと今となっては容量不足な上に、
未だ定価も¥63,600で高いです。うちとしては、まだまだ様子見です
かね〜。あと2年もすれば2TB×4台積んだNASが普及価格帯に下りて
くるんじゃないかと思うので、気長に様子見ですかね(^_^;)
Posted by やまぞう at 2009年07月24日 23:39
>やまぞうさん
やまぞうさんのお宅のように戸建だと
DLNAによるホームネットワーク構築の効果が高いですよね。

HVL4-G2.0は相変わらず高いですね…
まぁあまり積極的に売る気もなさそうですが。
ドライブの入れ替えを正式にサポートして
かつDTCP-IP対応で4ドライブ構成のNAS用ケースとか
どっかに無いですかね…
BUFFALO LS-Q1.0TL/1DのDTCP-IP対応版的なヤツ。
Posted by つっくん at 2009年07月25日 00:08
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

AV-LS700
Excerpt: I-O DATA の AVeL Link Player AV-LS700 を購入...
Weblog: コットンスペース BLOG
Tracked: 2010-07-24 16:08

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。