このホイールはUSTが付くことからも分かるようにチューブレスに対応しています。
(UST:Universal System Tubeless)
で、しばらくはチューブレスで運用(シーラントあり)していたのですが
リアがどーもリムテープからエアー漏れをしている模様。
何度か貼りなおしていたのですが、漏れるたびに貼りなおすのは手間がかかって仕方がない!
ということで途中からはチューブを入れてクリンチャーで運用していました。
この時使っていたチューブは、通常のブチルチューブだったのですが
この時から超軽量を謳うTPUチューブ(熱可塑性ポリウレタン)は気になる存在でした。
ただ、いかんせんこのTPUチューブ、コストがばか高いという問題が…
TPUチューブの先駆けで、代表的な存在であるtubolite(チューボリート)は
1本4,000円オーバーもします。
タイヤかよ!
その後、対抗のREVOLOOPなども登場。こちらはtuboliteより少しお安め。
また何かとトラブルがあるという話が多いtuboliteよりも
信頼性も高いと評価している人が多い印象でした。
tuboliteより安いとはいえ、こちらも3,000円以上します。
ブチルチューブならば、軽量のR-Airで1,300円強、ラテックスで2,000円弱くらいだしな〜
そんな中、比較的安い中華TPUチューブを見つけたので試してみることに。
怪しさ満点ではありますが、とりあえずバルブ長65mmのものを2ヶ購入。

稲妻マークが特徴的なパッケージです。
RACE FORMULA、だとかSUPER LIGHT、LONG LASTING、100% RECYCABLEといった
景気のいい文句がこれでもかと書いてあるあたり中華っぽいですね。

パッケージのサイドです。
リムブレーキでもディスクブレーキでも使えるよって書いてあります。
TPUチューブは素材的に熱に弱いのでリムブレーキだと大丈夫だろうか…と心配はありますが
私はディスクブレーキで使用予定なので、そのあたりは検証できません。
また、太さも18Cから32Cまでこれ1本でいけます。
ただし、他のTPUチューブでも言われていますが一旦膨らませると塑性変形してしまうため
一度太いタイヤに使った後は、それよりも細いタイヤでは使えないとマニュアルに書いてありました。
気になる重さはパッケージでは36gという表示。
それでは2ヶとも実測してみましょう。


いずれも32g台となっており、公称値よりかなり少な目。
製品間のばらつきも2つを比べる限りは少なそうです。
もしかして36gというのはバルブ長が85mmのものの重さなのでしょうか。
また、比較対象として予備チューブとしてサドルバッグに入れていた
ブチルチューブの重さも参考までに計ってみました。

99.3g…。TPUチューブのおよそ3倍です。
軽量タイプではないブチルチューブはやはり重いですね〜。
それでは早速インストール。

空気を入れる前はベッラペラで作業性が極端に悪いですが
ある程度空気を入れてあげるとそれほど困らずに作業ができます。
ただし、圧が高すぎると変形してしまうのでくれぐれも空気の入れすぎには注意!

インストールが完了した様子。
バルブのキャップもピンク色のものが付いていました。
Ridenowのイメージカラーがピンクなのでしょうか。

ワタシの使っているKsyrium Pro Carbonはリムハイトが32mmですが
インストール後のバルブの飛び出し量はキャップまでで約34mmとなっていました。
これであればもう少しバルブの短いものでも良かったなぁ。
バルブ長45mmのものがあればそっちの方がいいかもしれません。
ちなみにタイヤはMavic Yksion Pro UST 28Cです。
今回ついでなので前後でローテーションさせました。
しばらくはLOOK号はこの状態で乗って、評価してみたいと思います。
果たして私の鈍感脚で違いを感じられるのだろうか…
そして自称LONG LASTINGがどれくらいなのか…