戦争に関する本でも…と思い
有川浩の「図書館戦争」シリーズを読みました。
…って読んだことある人なら分かると思いますが
これ、全然戦争の話ぢゃないから!
神風特攻隊とか玉音放送とかひめゆりの塔とか全然関係ないから!
でもちゃんと実弾は飛び交います。
図書館戦争シリーズの第一冊目。現在は文庫版も出ています。
『メディア良化法』という公序良俗を乱す表現を取り締まる法律が存在する世界。そこでは行き過ぎた検閲から本を守るため、図書館が図書隊を編成しメディア良化委員会という存在と戦いを繰り広げていた。主人公は高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子、笠原郁。自分の大切なものを守りたい…不器用だが真っすぐなその気持ちが気持ちいい。そして淡い恋心。しっかり恋愛小説しているところが小っ恥ずかしいですな。
とりあえずドラゴンズクラスタの住人としては
堂上教官を「どうじょう」と読むのはちょっと…
そこは「どのうえ」でしょう!
そして職位が館長だったりするとよりGOODですな。はっ、舞台は昇竜館か!
ナンバリングが分かりにくいことで有名な(?)図書館戦争シリーズ。
2冊目はこの図書館内乱となります。
図書隊の中でも最も危険な任務を負う防衛隊員として、日々訓練に励む郁は、中澤毬江という耳の不自由な女の子と出会う。毬江は小さいころから面倒を見てもらっていた図書隊の教官・小牧に、密かな想いを寄せていた。そんな時、検閲機関である良化隊が、郁が勤務する図書館を襲撃、いわれのない罪で小牧を連行していく―かくして郁と図書隊の小牧奪還作戦が発動した!?書き下ろしも収録の本と恋のエンタテインメント第2弾。
好評だった1巻に続く続刊に、周囲の登場人物のエピソードで
物語の肉付けをしていくのは常套手段ですね。
主人公の郁と堂上だけでなく、小牧や手塚など様々なカップリングが誕生していきます。
意外にもあの熟年コンビにもカップリングが…
物語的にはメディア良化委員会以外にも、謎の敵対組織の存在が明らかにされ
ますます目が離せない展開に。
この展開ってまんまライトノベル的展開だよね。
図書館戦争シリーズ全4巻のうち、3冊目にあたるのがこの「図書館危機」
最終巻の「図書館革命」に向け、怒濤の展開!?です。
思いもよらぬ形で憧れの“王子様”の正体を知ってしまった郁は完全にぎこちない態度。そんな中、ある人気俳優のインタビューが、図書隊そして世間を巻き込む大問題に発展。加えて、地方の美術展で最優秀作品となった“自由”をテーマにした絵画が検閲・没収の危機に。郁の所属する特殊部隊も警護作戦に参加することになったが!?表現の自由をめぐる攻防がますますヒートアップ、ついでも恋も…!?危機また危機のシリーズ第3弾。
郁が…、あのドジッ子萌え担当(?)だった郁が成長している…っ!?
両親との確執も一段落ついたようで、お決まりの作戦時のポカも今回は特になし。
というか親父さん、かっけーっす。
ラブコメパートのほうは最終巻に向けてさらにヒートアップしています。
ニヤリングが止まりませんww
そして今回は戦闘パートもこれまでになく迫力満点。
映像化もしっかり睨んだ内容でしたね。
(アニメのほうは未視聴なのでどうなっているのかは分かりませんが)
そして最終巻へ向けてしっかりと布石をうってきて
いったいこの後、郁たちの所属する図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)は
どうなってしまう!?という引きで次の最終巻へ続きます。
実は最終巻である「図書館革命」はまだ未読なのですが
続きが気になって仕方が無いので早く読みたいですね。
(ナンバリングを忘れないうちに、ねw)
また、別冊図書館シリーズという番外編も2冊出されているので
まだまだ楽しめそうです。
こちらの別冊シリーズは本編以上にベタ甘警報が発令中ということで
萌え死に注意!です。