やっとDTCP-IPによるホームネットワークが立ち上がるのかな?と
思わせるような状況になってきました。
というわけで、いくつかそれに関する話題など。
バッファロー、やっとこさLS-XHLシリーズ用DTCP-IP対応ファームウェア公開
2008年の12月に発売したバッファローのNAS、LS-XHLシリーズは
発売当初からファームアップによるDTCP-IP対応をうたっており
東芝のREGZAユーザーの中では大注目だったわけですが
その肝心のファームアップが待てど暮らせどアナウンスされないまま
2009年も早や半ばを過ぎてしまいました。
私も当初は購入を検討していたのですが
正式にファームアップされてからにしようと思っていたので
いつの間にか「LS-XHLシリーズ?あったねぇ、そんなのも」的な存在に。
ファームアップが早々にされると期待して購入した人にとっては
「DTCP-IP対応するする詐欺」か!?的な気分だったでしょうね。
で、やっとこさ先日バッファローから対応ファームが公開されました。
ネットワークハードディスク〈リンクステーション〉LS-XHLシリーズ用DTCP-IP対応ファームウェアダウンロード開始
株式会社バッファローは、ネットワークハードディスク〈リンクステーション〉LS-XHLシリーズ用ファームウェアにIPネットワーク対応著作権保護技術 DTCP-IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)を実装、無償でバージョンアップいたします。
DTCP-IP対応によって、ネットワークハードディスクLS-XHLシリーズ内にダビング(ムーブ)された、著作権保護のかかったデジタルコンテンツ(録画した地デジ番組など)を、同じくDTCP-IPに対応した複数のデジタル家電で再生することができます。
例えば、東芝製ハイビジョン液晶テレビ〈レグザ〉で内蔵HDDや外付けHDDに録画した番組をLS-XHLシリーズにダビング(ムーブ)して、ネットワー クにつながっているその他のDTCP-IP対応〈レグザ〉や、バッファローの〈リンクシアター〉を接続したテレビで再生できます。録画した〈レグザ〉だけで しか楽しめなかった番組が、LANを介して、寝室や書斎、家中どの部屋からも楽しめます。
遅いよ!このグズ!ノロマ!バカチワワ…はかわいいからよしとして
正直遅きに失した感じをぬぐえませんね。
発売当初は、DTCP-IP対応のNASは他には4ドライブ構成でめっちゃ高価だった
I-O DATAのHVL4-G2.0くらいだったので大注目だったわけですが
春ごろにはDTCP-IP対応のシングルドライブNAS、HVL1-G1.0TをI-O DATAが発売。
そちらはネイティブでDTCP-IP対応していたようでREGZAユーザーの注目は
一気にそちらへと向いてしまいましたとさ。
さらに今ではHVL1-G1.0Tなら「DiXiM Digital TV for I-O DATA」が
ダウンロードにて提供されるため今選ぶとしたらI-O DATAですね。
ただしI-O DATAはラインナップが500GBのHVL1-G500と1TBのHVL1-G1.0Tだけなのに対し
バッファローは500GB〜2TBまでそろえているので
1.5TB以上欲しい人はLS-XHLシリーズという手もありかも。
値段はバッファローのほうが少し安めです。
パソコン向けDTCP-IP対応再生ソフト「DiXiM Digital TV」がついに登場
上記のDTCP-IP対応NASの導入に今ひとつ踏み切れなかった原因の一つに
再生できるクライアントにもDTCP-IP対応のネットワークプレーヤー等の
専用のハードウェアが必要になってくることが挙げられます。
DTCP-IP対応のネットワークプレーヤーとしては東芝のVARDIA RD-X8/S503/S303や
BUFFALOのLinkTheater、I-O DATAのAVeL Link Playerなどがありますが
いずれも据え置き型でテレビにつないで見る必要があります。
現状我が家は2LDKのためリビングで録り溜めた番組を
他の部屋で見たいという状況があまりなく
見るならリビングのREGZAで見ればいいやってなってしまいます。
これが戸建で部屋がたくさんあって…とかなら状況もまた違ってくると思いますが。
がこの度、パソコン向けDTCP-IP対応再生ソフト「DiXiM Digital TV」が登場したことで
録り溜めた番組をこれまで以上に様々なシーンで楽しむことができるようになりそうです。
デジオン、DTCP-IP対応ネットワークメディアプレイヤーソフト「DiXiM Digital TV」を開発、発売へ
株式会社デジオン(本社:福岡市、代表取締役社長:田浦寿敏)は、著作権保護技術として普及が進むDTCP-IPに対応したネットワークメディアプレイヤーのパソコン向け製品である「DiXiM® Digital TV」の開発を完了し、2009年7月15日から販売各社を通じて発売します。単体販売されるパソコン向けDTCP-IP対応プレイヤーソフトの発売は世界初(2009年7月10日現在、デジオン調べ)となります。
これをノートPCに導入して家中どこでも録画した番組を見れるぜ!とか
デスクトップPCに導入して小窓で見ながらネットができるぜ!とか色々夢が広がりんぐ。
ただしハードウェア的なハードルが結構高いです。
CPU:Core 2 Duo以上推奨
GPU:Intel G965 Expressチップセット以降
ATI Radeon HD 2600以上
NVIDIA Geforce 8400 GS以上
COPP対応必要
モニター:HDCP対応必要
う〜ん、デスクトップPCはGPUとHDCP対応モニターがダメだ…
ノートは微妙…COPP対応かどうかを
デジオンのwebにある著作権保護確認ツールで確認してみる必要がありそうです。
このソフトが使えるのならDTCP-IP対応NASとセットで導入してみようかな〜?
ラベル:ホームネットワーク